社交不安改善コラム

対人恐怖症克服記142 起業迷走編12 おじさん大激怒

 

 

元引きこもりの私は起業をするために退職しました。

しかし4か月経っても、事業プランが見つかりません。貯金がどんどん目減りしていきます。

陰鬱な日々が続く中、私は商品を探すため(実態は現実逃避)タイへ行くことにしたのです。

 

タイの空港に降りると、怪しいおじさんが宿に連れて行ってくれました。

そこでおじさんは、女の子の写真を見せて、レディーマッサージを進めてきたのです!!

 

 

残念ながらNO

 

 

私は、タイの女の子との体と体のダイレクトコミュニケーションを楽しみたいという気持ちもありました。おそるおそる、値段を聞いてみると、5000バーツと主張するのです。

 

いかんせん、手持ち資金はホテル代を差し引いて2500バーツしかありません。残念ながら・・・?!・・・答えはNoでした。

 

 

おっちゃん大激怒

 

 

すると、さっきまでニコニコしていたおじさんが豹変し、狂ったように激怒しはじめました。

 

f:id:direct-comm:20170625142807p:plain

*賭博破壊録 カイジ 人食いパチンコ編2 アンコール刊行 より引用

 

 

おっちゃんの英語をよく聞き取って見ますと、どうもホテルの値段は、本来ならもっと高いらしく、差額分について自腹を切った!と主張するのです。

 

んで、なんで自腹切ったのかというと、レディーマッサージを受けると、おじさんにバックマージンが入るからです。すなわち、3000バーツが突然、1000バーツになったのは、レディーマッサージを受けることが前提の値段だったわけです。

 

 

 

どうも私が、yes yesを連発している時に、その旨を了承していたらしく、おっちゃんからすると私はインチキをしたことになるのです。

 

f:id:direct-comm:20170625142822p:plain

おっちゃんはすごい勢いで、レディーマッサージを受けないなら3000バーツ払え!と主張してきました。

 

おっちゃんの怒りは収まりません。タイというアウエーでは何をされるかわからない・・・私は激怒したおっちゃんの勢いに圧倒され、ついに3000バーツを払ってしまいました。

 

 

初日にして資金の大半を失う

 

 

こうして私は空港に降りて、ものの30分で資金の大半を失い、残り500バーツ(1500円)で過ごすことになったのです。

 

まあ考えても仕方がありません・・・

 

とりあえずは、清潔なベットの上で寝ることができるわけです。

後は野となれ山となれ。私は旅の疲れと、体の国際交流ができない残念さを噛み締めながら、ゆっくりと寝てしまいました。

 

このネガティブな体験が、人生を決定づける決断のきっかけになるとは、この時点では考えてもいませんでした。

 

 

 

 

 

*********
・川島達史 1981年生まれ
・公認心理師 精神保健福祉士 心理学大学院修了
・社交不安症専門カウンセラー
・ご相談はこちらからお待ちしています
*********