社交不安改善コラム

対人恐怖症克服記161 起業ニート編11 またメールしてもいいですか?

 

 

引きこもりから起業ニートになった私は、コミュニケーション講座を創るという目標を立てました。

修行のため5万円の研修に参加したあとのお茶会でアイドルのメアドをゲットしました。すると、その夜にアイドルからメールが届いたのです!

 

 アイドルからのメールは以下の通りでした

「川島さん 今日はお疲れさまでした!スピーチとっても素敵でした。一日でこれだけ変れるってすごいことだと思います。私も次の講座に進んでもっと頑張りたいと思います。またメールしていいですか?

 

こんな感じの、メールが来ました。「またメールしていいですか?」という、ジューシーなメールは、乾ききった心に、猛スピードで染み込んでいきました。

 

「またメールしていいですか?」

「またメールしていいですか?」

「またメールしていいですか?」

「またメールしていいですか?」

 

頭の中を「またメールしていいですか」というジューシーな言葉が山彦のように鳴り響きます。

 

駆け巡るエンドルフィンっ・・・

 

こ・・・これま、まさか・・・本当に私のことを気に入っているのかもしれない!

 

そう感じると、さっそくアイドルにメールの返信をしました。

 

「メイさん メールありがとうございます!今日は大変なセミナーでしたが、自分の殻を敗れたような気がしました。次に進むかは検討していますが、メイさんともまたお会いしたいです。お互い頑張りましょう」

 *以下アイドルの名まえをメイと仮定します

 

「またお会いです」という文言を適度に入れて、プチ恋愛模様をにおわせつつ、メールを返信しました。

 

 

何気ないやりとり

 

 

そしてその日からアイドルとのメールのやりとりが活性化していきました。最初の3日は何気ないやり取りが続きました。

 

「おはよう」

「今日は、ハンバーグ食べたよ。」

「今日は品川に行ってきたんだ!」

 

そんなやりとりが続きました。どうでもいい会話ばかりだったのですが、相手がアイドルと思うと、メールの文面が輝いているのが不思議です。

こんなどうでもいい話題をメールしてくるなんて、これはもう本当にイケるかもしれない!!

 

セミナー参加時は下記であった妄想が

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↓下記のように加速していきました↓

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セミナーの話

 

 

そうしてしばらくは4日目、すっかりセミナーの話は忘れ、アイドルとの日常的なやりとりに没入していました。

 

しかし、4日目・・・

 

「今日は講師が進める成功哲学の本を読んだんだ♪

   次のセミナーが楽しみ・・・」

 

というようなメールがきました。

 

元来私はセカンドステージに参加する動機はアイドルと仲良くなるためが80%占を占めていました。

 

もはや2人でのメールをする仲になった時点で、セミナーに出席するモチベーションをかなり失っていたのです。

 

 

誤魔化しのメール

 

 

セミナーへの興味を失っていた私は

 

「メイさんは、前向きですね~私も頑張ります」

 

という感じでお茶を濁していると、

 

「川島さんは、セミナー参加するのですか?」

 

と核心を突いたメールが来ました。答えはNoでした。しかし、相手が気にいっているセミナーを否定して参加しない旨を伝えるのはマナー違反です。

 

「日程が微妙になってきまして・・いま考え中です」

 

と返信してのらりクラリとメールをするようになりました。

 

 

止まらないマンセー

 

 

そうして、メールのやりとりが4日目を過ぎたあたりから、私の雑談的なメールは華麗にスルーされるようになり、ほとんどが、セミナーをマンセーする内容に変わって行ったのです。

 

「〇〇先生は本当にすごい人だ!」

「潜在意識にアクセスできる!」

「次のステップでさらに変わることができる!」

「私もトレーナーになる!」

 

私のメアドは、先日までの、ジューシーなやりとりが駆逐され、全てがセミナーマンセーメールへと変わって行ったのです。

 

 

こ・・・これはもしかしたら・・・

 

私の中にある直観が働いてきたのです・・・

 

 

 

 

 

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・川島達史 1981年生まれ
・公認心理師 精神保健福祉士 心理学大学院修了
・社交不安症専門カウンセラー
・ご相談はこちらからお待ちしています
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