社交不安改善コラム

対人恐怖症克服記202 あがり症編13 全員辞めるのではないか? 

 

 

元引きこもりの私は400万円をため、コミュニケーション講座を開催し、どうにか初日の講義を終えることができました。

 

 

ようやく初めの1歩を踏み出すことができた・・・
よくぞ人前に立つことができた・・・

 

 

放心状態になりながら、人生で初めて手にした充足感に浸りました。帰りの電車で椅子に深く座りながら私は達成感に浸りました。

 

 

つい4か月前まで地獄を味わっていたのに、今日はこうして、目の前に生徒さんと対峙してコミュニケーションに関する講義ができた。

 

 

私は人生ではじめて

「根拠のある小さな自信」

を手にした気がしました。

 

 

自分をディスってばかりの人生でしたが、これは本当に「結果を出した」という感覚があったのです。

 

 

確かに運も味方していました。素人が創ったホームページで「コミュニケーション能力」というビックワードでYAHOO1位を取ったのです。

 

全くもって意味不明でしたが、でもそれは行動した結果手にした幸運なのです。行動しなかったら運すらつかめなかったのです。行動することの大事さを痛感しました。

 

 

「コミュニケーション講座」は手ごたえとしてとても面白いと感じました。生徒さんとコミュニケーションの問題について、練習をしたり議論するのが嬉しく、そして責任も感じました。期待を裏切らないように頑張らなきゃ、もっと勉強しなきゃ!と強く感じました。

 

 

初日はひとまずほっとしたのですが、経営には、すぐに不安がつきまとうことが突き付けられました。

 

それは、
壮絶に失敗した講義で
生徒さんが続けてくれるのか?
という不安でした。

 

 

どう考えても、生徒さんが続けてくれる気がしませんでした。なにせコミュニケーション講座の講師が、いきなりトイレから出てこなくなってしまい、そしてあがって話せなかったからです。

 

 

講座後の高揚感は長くは続きませんでした。

 

 

冷静になると現実が見えてきます。私には会社を運営する資金がほぼ枯渇しているのです。

 

 

すぐに生徒さんが続けてくれるのか、という不安の波が押し寄せてきました。

 

 

 

 

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・川島達史 1981年生まれ
・公認心理師 精神保健福祉士 心理学大学院修了
・社交不安症専門カウンセラー
・ご相談はこちらからお待ちしています
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