社交不安改善コラム

対人恐怖症克服記139 起業迷走編9 孤独感 孤独感

 

 

元引きこもりの私は起業をするために退職しました。

しかし4か月経っても、事業プランが見つかりません。貯金がどんどん目減りしていきます。そして彼女との関係にも暗雲が立ち込めてきました。

 

 

念仏彼氏 

 

 

彼女は1000億単位の大企業に関わっていました。

華々しい活躍を聞くたび、私はみじめな気持ちになっていきました。彼女が会計士だったので、どうしてもルサンチマンが活性化されてしまうのです。

 

 

デート中は

「はあ~うまくいかない・・・」

「前に進まない・・・」

「ふう~・・・」

「お金がどんどん減っていく・・・」

「会計士は安定していていいよな・・・」

 

 

こんな感じの発言を念仏のように唱え続けるというスタイリッシュなデーツを続けていました。この世のあらゆる苦しみを説法のように聞かされ続けることで、彼女のメンタルも鍛えられたと思います。

  

 

悪条件の塊

 

 

私の悪条件を客観的に並べますと

 

起業家 実質ニート

・愚痴ばかり

・毎回同じ服でデート

・デートプラン皆無

・予算1000円以内 

・おごらない

・将来性なし

・日に日にコミュ障が悪化

 ・麻雀依存(この時期も雀荘には通っていた)

・一切笑わない

・もやし 体型

・彼女のスペックに嫉妬する

 

というモテない大三元を完全にツモッた状態でした。どう考えても会計士の彼女に不釣り合いでした。

 

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(この時の彼女の心理は右側の坂崎さんのやうだったと推測されます!)

 *賭博堕天録カイジ1巻より抜粋

 

 

 

苦しさと考えの深さ

 

 

日に日に最後の砦でもある彼女との関係が悪化していきました。私は彼女へも心を閉ざしていきました。会う回数も減っていきました。

 

当然、孤独感が強くなっていきます。

社会や親しい人から受け入れられているという感覚がなくなり、孤独との戦いがとてもしんどかったのを覚えています。

 

 

孤独は本当に辛いです。孤独は健康に良くないです。

 

 

そうして孤独と向き合う生活をしていた結果、私はついにある結論に達しました。

 

 

それは「実際に海外へ行って、商品を捜しに行く!」というものでした。

 

 

・・・・というのは建前で、本音を言えば、孤独な生活をしていることに耐えられなくなってったと行ったほうが正確だと思います。

 

どうあれ私は日本にいることに鬱々としてしまい、海外に行くことにしたのです。

 

 

タイへ向かう

 

 

感覚的にアジアに行きたいと思いました。

中国は取引が面倒くさいことがわかっていたので、まずはタイに行くことに決めました。

計画はありません。とにかくタイに行って、様々な商品に触れる。というそれだけを条件にタイの国に渡ったのです。それは精神的な逃避でもありました。

 

しかし、この逃避行によって私は人生のクイズの最終的な回答を見つけることになるのです。

 

 

 

 

 

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・川島達史 1981年生まれ
・公認心理師 精神保健福祉士 心理学大学院修了
・社交不安症専門カウンセラー
・ご相談はこちらからお待ちしています
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